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特別企画

2022.02.03

MANARA with編集部

2022.02.03

MANARA with編集部

素敵なあの人を訪ねて 第2回 大橋 里美様

マナラビューティー 素敵なあの人を訪ねて 第2回 

こんにちは

マナラビューティー編集部の水野那菜です。

マナラは女性の社会進出・活躍を応援しています。

そこで今回は、京都府で着付け師ととして活躍している大橋様にインタビューしました。

老舗の呉服屋に嫁いだ24歳

私は24歳で結婚してすぐに、夫の実家に入ることになりました。

夫の実家は義祖父の代から続く京都の老舗呉服屋。

古いお店でしたから、地域の人から愛されるのはもちろんのこと、神戸や四国など府外にもたくさんのお客様がいらっしゃいました。

そんな呉服屋と住居がひとつになっていて、当時は義父、義母、義祖母、主人、主人の弟2人、親戚の娘、子ども1人、そして私で9人家族と、とてもにぎやかな生活を送ってました。


義母の家出、義父の介護生活

【呉服屋でのお正月。義父(左)、大橋様(右)】


店主である義父はお客様のために一生懸命働いていましたが、あるときから躁うつ病を患いました。

心臓も弱かった義父は意地でも仕事を続けようとしましたが、まわりに惜しまれながらも呉服屋をたたむことにしました。

そこから急に弱りだして心臓病、認知症も併発し、介護が必要になりました。

その瞬間、不仲だった義母は出て行ってしまい、私が1人で義父の介護をすることに。

ご飯も義父の分だけ違うものを用意しないといけなかったり、買い物に行くだけで「どこに行っていたんだ!」と理不尽に義父に怒られたりと、

私自身もどんどん余裕がなくなり、義父に冷たく当たってしまうこともありました。

夫に「あんたの親や!あんたが面倒見いな!」「もうやって行けません。離婚して下さい。」などと、余裕のなかった私は言ってはいけない言葉を口にしてしまっていたのです。


お義父さん、ごめんなさい。

そんな苦しい毎日を送っていましたが、終わりは突然訪れます。

義父はお風呂場で亡くなってしまいました。心筋梗塞で見つけた時には手遅れだったのです。

その瞬間、私は後悔の念に押しつぶされそうになりました。

「もっとやさしくできたはずなのに」と。仏壇の前では何度も「お義父さん、冷たくしてごめんなさい。」と謝り続けました。

「でも、ずっと落ち込んでいることを義父は望まないはず」と自分のやりたかったことに挑戦することにしたのです。

第2の人生の始まり

私はその時44歳。自分が何をやりたいかを考えたときに「人をキレイにすること」がパッと浮かんだのです。そこで着物の着付けを習い、今では着付け師の仕事をしています。

着付けが終わったお客様が、いつもと違った華やかなご自身の姿を見て感動してくださるので、すごくやりがいのある仕事です。仕事も順調になってきたところで、

マナラさんで「いくつに見えるコンテスト」が実施されていたので、思い切って応募!

まさかのファイナリストにまで選ばれて、すごく自信になりました。

今、子どもの巣立って何にも縛られず、自分がやってみたいと思うことにどんどんチャレンジして本当に毎日が楽しいです。

【マネキンに着付けをする大橋様】

独りで苦しんでいる方に伝えたい

これを読んでいる方で、同じような境遇の人がいるんじゃないかと思います。

私と同じで介護生活で苦しんでいる人は、そういう時って本当に孤独だと思うんですよね。

でもね、「大丈夫だよ」って言いたいです。先が見えなくても、その苦しみは一生続かないから。

無理かもしれないけど、少しでも笑いながら介護してあげてください。

私みたいに「後悔」をしないように。頑張っているあなたには、絶対に明るい未来が待っていると思います。

インタビューを終えて

こんなにも大変なことがあったのに、明るくお話して下さる大橋様が本当に眩しく、涙涙のインタビューでした。

撮影のお着物もご自身の着付けです。華麗な腕前に感激いたしました!

大橋様、本当にありがとうございました。


【マナラ製品でメイク中の大橋様】


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